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一陸特過去問で平成27年2月期合格を目指そう「同軸給電線と平行二線式線路」 [無線工学]

おはようございます、ecarです。
今日は【一陸特過去問で平成27年2月期合格を目指そう「同軸給電線と平行二線式線路」】 をお届けします。



無線工学

同軸給電線と平行二線式線路

出題パターンは5種類
1. 同軸ケーブルについて
2. 不平衡形給電線として多く用いられている同軸給電線について
3. 図に示す同軸給電線について
4. 同軸ケーブルの特性インピーダンスZを表す式として正しいもの
5. 平行二線式線路の空気中における特性インピーダンスZを表す式として正しいもの

(1) 同軸ケーブルは、一本の内部導体のまわりに同心円状に外部導体を配置し、両導体間に絶縁体を詰めた不平衡形の給電線であり、伝送する電波が外部へ漏れにくく、外部からの「誘電妨害」を受けにくい。
(2) 不平衡形の同軸ケーブルと半波長ダイポールアンテナを接続するときは、平衡給電を行うため、「バラン」を用いる。
(3) 同軸ケーブルの特性インピーダンスは、一般に平行二線式給電線に比べて「低い」。

• 誘電体
o 広いバンドギャップを有し、直流電圧に対しては電気を通さない絶縁体としてふるまう。身近に見られる誘電体の例として、多くのプラスチック、セラミックなどがある。
• 導電性樹脂
o 用語のとおり誘電体とは反対に電気を通すプラスチック(樹脂)。
• 誘電妨害
o 通信設備が電力線などの強電施設から電磁誘導による被害を受ける現象。
• 伝送損失
o 通信線路上を流れる電気信号や光信号の劣化度合いのこと。
• バラン
o 同軸ケーブルと2線フィーダーなど、平衡と不平衡の状態にある電気信号を変換するための素子のこと。
• スタブ
o 主に導波管で使用される。調整が簡単な方法が3本もしくは4本のスクリューねじを差し込んで反射をコントロールする方法のこと。

(1) 同軸給電線には、3C2Vや4D2V、S4CFBなどのようなJIS表示による型番が付けられている。例えば5D2Vの場合、最初の5は、外部導体の「内径」をミリメートル単位で表しており、次のDは特性インピーダンスが「50[Ω]」であることを示している。
(2) 同軸給電線は、一般に、外部導体を「接地して」使用するので、外部からの誘導妨害及び外部への電波の放射はほとんどない。

正しい解答
(1) εが大きくなるほど、特性インピーダンスは「小さく」なる。
(2) Dとdの比D/dの値が大きくなるほど、特性インピーダンスは「大きく」なる。
(3) 使用する周波数が高くなるほど、誘電損は「大きく」なる。
【h19 10月 午後】と【h23 2月 午前】の選択肢からの出題です。
選択肢も含めてしっかり過去問を学習していないと正解を導けない問題です。

この問題の場合、図も一緒に掲載されるので図から公式を導き出せるようにしましょう。
図の一番下の「D」をひっくり返して分子に、その上にある「d」が分母になる。

正しい解答 : Z=277log102D/d

この問題の場合、図も一緒に掲載されるので図から公式を導き出せるようにしましょう。
図の一番下の「D」をひっくり返して分子に、その上にある「d」が分母になる。
さらに、「二線式」なのでパターン4の「133」の約2倍の「277」になり、かつ、分子の「D」に「2」を付ける。






無線工学

フィルタの特性の概略図

出題パターンは1種類
1. フィルタの通過帯域及び減衰帯域特性の概略
非常に簡単に覚えられるので、出題されたら確実に点を取れるようにしておきましょう。

• 覚えるフィルタ名は以下の4つ。
o 帯域フィルタ
o 帯域消去フィルタ
o 低域フィルタ
o 高域フィルタ
フィルタの形と漢字の形を当てはめることで簡単に暗記できます。
• 帯域フィルタ
o   ⇒  
• 帯域消去フィルタ
o   ⇒  
• 低域フィルタ
o   ⇒  
• 高域フィルタ
o   ⇒  ※上記3パターン以外のものが高域フィルタ。消去法で導く。





無線工学

半導体

出題パターンは1種類
1. 半導体について
関連項目の |45| FET と |46| ダイオード と一緒に覚えると効果的です。

正しい解答
選択肢1 : ホトダイオードは、「光」信号を「電気」信号に変換する特性を利用するものである。
選択肢2 : P型半導体の多数キャリアは、「正孔」である。
選択肢3 : N形半導体の多数キャリアは、「電子」である。
選択肢4 : PN接合ダイオードは、電流が「P形」半導体から「N形」半導体へ一方向に流れる整流特性を有する。

アルファベットに着目する。Pの文字には「穴」がある→「正孔」と覚えましょう。
1. PN接合ダイオードは名前のとおり、「PからNへ」一方向に流れる。
2. ホトダイオードは、「ホト」に着目する。
• 「ホ」→「ハ行」→「光」、
• 「ト」→「タ行」→「電気」
o ホトダイオードは、「光」信号を「電気」信号に変換する特性を利用するものである。
o ホトダイオードは、「ハ行」を「タ行」に変換する特性を利用するものである。
o ホトダイオードは、「ホ」を「ト」に変換する特性を利用するものである。



本日も、最後までお読みいただきまして感謝いたします。
ありがとうございました。
それでは、ごきげんよう!ecar



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